一般社団法人  ランドスケープコンサルタンツ協会中部支部
Consultants of Landscape Architecture in Japan

   令和5年度事業計画


 1.事業領域の拡充と次世代事業の創造

国、県、市の都市整備・緑化施策を踏まえ、以下の視点からの取組を進める。

①新型コロナ危機を契機とした緑とオープンスペースの検討

・緑とオープンスペースを活用した、新型コロナに負けない健康的なライフスタイルのあり方を検討

②公園・緑地による安心・安全の確保

・沿岸地域における津波多重防御緑地や地震時の公園活用を検討

・拠点地区、人口密集地、駅前等における防災・避難緑地の整備を検討

③まちづくりと連携した公園整備

・公園、緑地における子育て支援施設の誘導、インクルーシブに配慮した施設整備を検討

・PPP/PFI手法の活用によりカフェ・ショップなど賑わい施設の誘致支援

・公園マネジメント計画、エリアマネジメント等、公園を核としたまちづくりの推進を検討

④都市環境、まちの魅力の向上

・リニア中央新幹線開通を迎え、インバウンド対応や観光資源となる緑の創出を検討

・SDGsを踏まえたグリーンインフラの推進支援

・2026年夏期アジア競技大会開催に向け、緑と花の個性的で魅力ある施設創出の支援

⑤緑豊かなまちづくり

・公園施設長寿命化計画(特に植栽)を発展させ、樹木の診断や植栽管理の推進を支援

・愛知県「森と緑づくり事業」や名古屋市「緑化地域制度」の活用支援

・地域の豊かな自然・社会・歴史的資源の活用支援                                 

⑥公園のスマート化

・IT、ICT、AI等を活用した公園の利便性・快適性の向上、情報の提供方法の検討

・人流、位置情報を活用した快適なアクセス計画、動線・施設配置計画の検討

・ドローンを活用した広域的な公園・樹林管理等の検討

 

2.広報活動の展開

①発注機関への広報活動

本部発行の会員名簿や機関誌CLA journalの資料などを活用し、中部地域の国・県・市等、行政機関にランドスケープコンサルタントが認知される活動を展開する。

②ホームページの充実

CLA関連のさまざまな最新情報をわかりやすく伝えられるよう、中部支部ホームページの充実に努め、広報活動を展開する。

 

3.関係機関、関係団体との連携

①行政団体等との意見交換

ランドスケープコンサルタントの技術力の向上、品質の確保、情報提供等について、中部地方整備局や愛知県、名古屋市はじめ各県・市町村との意見交換会を開催。

②関係団体との連携

愛知県都市整備協会や名古屋市みどりの協会をはじめ、日本造園修景協会、公園管理運営士会、ランドスケープアーキテクト連盟(JLAU)、日本造園学会中部支部、樹木医会、その他、造園施工関係団体と連携し、ランドスケープの技術力の向上を目指す技術セミナーやシンポジウム等を開催。

③支部連絡会議の参加

  当協会本部や各支部間との連携強化、課題や情報の共有を図るため、支部連絡会議に参加、あるいは中部支部での受け持ちなどにより、支部の活動と組織の強化を図る。

④非会員の団体・個人のランドスケープ活動と協働する場の設置を検討

 

4.会員の増強

①正会員の他、賛助会員もCLAの名刺を持ち、PR活動、会員の勧誘を継続。

②本部会員でない業者も入会しやすい仕組みを検討し、ランドスケープ技術者との交流、中部支部の組織強化を目指す。

③正会員、賛助会員で支部活動に顕著な功績のあった方に、謝意を表す表彰を行う

 

5.事業活動

当会員の技術向上、ランドスケープの発展を目指し、講演会、見学会、講習会、技術発表会など

を実施する。

①中部地方整備局、愛知県、名古屋市と新年度の政策や活動について意見交換を実施

②グリーンインフラ、公園スマート化など、新たなテーマの勉強会、視察研修を実施

③指定管理者制度、Park-PFI、発注者支援業務などに関連する情報交換や勉強会、視察研修を実施

④RLA資格取得支援のための情報交換や普及啓蒙活動を実施

⑤関連団体との共催事業

    「あいち都市緑化フェア」への協賛、プログラム共同出展など